YouTubeのチャンネルアートを作ろう

公開日:2020.11.15

チャンネルアートとは何か

チャンネルアートとは何か

チャンネルアートとは何か。簡潔に説明するなら、YouTubeに開設したチャンネルを象徴するイメージ画像です。一般的なウェブサイトで言うところの「キービジュアル」に相当します。

YouTubeユーザーの中には、チャンネルアートを一度も見たことがない方がいるかもしれません。チャンネル名(投稿者名)の横に表示されるアイコンや、動画・配信のサムネイルおよびタイトルと比べると、チャンネルアートは誰かの目に入る機会は圧倒的に少ないのが事実です。

チャンネルアートはお部屋のカーテンのようなもの。それぞれの投稿者・配信者の個性であったり、チャンネルの色が反映されるものだからです。管理者によって捉え方や使い方は様々で、機能性を求める人もいればデザイン性を求める人もいるでしょうし、個性を求める人もいるかもしれない。あなたにとって、またはあなたに制作を依頼した方にとって、チャンネルアートとは何でしょうか。制作を始める前に、少し考えてみるといいかもしれません。

どんな仕様?

チャンネルアートはどんな仕様?

チャンネルアートの表示サイズは使用する端末によって変わります。しかし、各サイズの画像を用意する必要はなく、画像1枚をアップロードすると自動的に切り抜かれる仕様です。

設定は簡単ですが、画像1枚ですべてのサイズに対応できるチャンネルアートを作らなくちゃならないということでもあります。最大サイズである2560×1440px(横×縦)で、切り抜かれる位置を考慮して制作しましょう。

YouTubeからダウンロードできるテンプレートには、一番小さいサイズである1546×423pxの中に「TEXT AND LOGO SAFE AREA」と記載されています。ここはすべての共通部分なので、チャンネル名など絶対に見せたい内容はこのエリアに収めるのが必須です。

テンプレートには4種類のサイズが記載されているのですが、実際にチャンネルアートをカスタムする画面に設定してみると図のように3分割されています。パソコンで見ているせいか何故かタブレット端末サイズが無視されていますが、11インチのiPadで確認したところ、縦向きで見ている場合にはタブレット端末サイズで表示されるようです。また、同iPadで画面を2分割して表示した場合は最小サイズの上下が切れて表示されることも確認しています。

チャンネルアート制作の難しいところ

チャンネルアート制作の難しいところ

テレビで見ている人にも違和感がなく、かつ、スマホで見ている人にも必要な情報が伝わるものを用意しなければならない。文字はある程度の大きさが必要だし、そもそも使えるスペースが少なすぎる。チャンネルに関する情報を盛り込むなど機能性を求める場合、チャンネルアートの制作は思ったよりも難易度が高いです。

パソコンで見た場合、外部へのリンクのテキストやアイコンがチャンネルアートの上に表示されます。チャンネルに関連するキーワードを散りばめるようなデザインでも、ある程度読ませたいのであれば小さな文字や細いフォントの使用は避けたほうが良さそうです。

私が創作作品『ぷらすま』の専用チャンネル用に作ったものは、天地中央に作品のロゴと、どんな作品かつチャンネルであるかの簡易な説明テキストを入れ、真ん中から下にキャラクターのイラストを配置。背景はパターンで、チャンネルアートの上部と左右は余白(背景だけ)というデスクトップ壁紙にできそうなレイアウトです。スマホで見た際にもキャラクターの顔が見えるように配慮すると、こういう構成になりがちかと思います。レイアウトの自由度は低いです。

こんな感じでもいいんじゃない?

チャンネルアート、こんな感じでもいいんじゃない?

創作作品のチャンネルアートは、色々なレイアウトを考え、最終的に現在のものになりました。他に自分でチャンネルを作る予定がないので、採用しなかったレイアウト案を一例として紹介しています。制作の参考になれば幸いです。

サイズ的なルールや、常識的なルールはありますが、基本的にチャンネルアートは自由に決められるもの。ゲーム実況動画を投稿していたとしても、動物が好きなら動物の写真を設定したって問題ありません。正解があるとすれば、あなたやあなたに制作を依頼した方が気に入っているかどうかくらい。

もちろん、真面目な内容の動画を投稿しているのにコミカルすぎるチャンネルアートだったら「この情報を信じていいのか?」と思わせてしまう可能性があります。適当な写真を選ぶだけでも、あなたのセンスが試されるのです。あなたにとってチャンネルアートとは何か、ひとつの答えにたどり着くことはできたでしょうか。

厳選お品書き

Graphic/YouTube
2020.11.21
Graphic/Movie
2020.11.07

メモを書いた人

さかがわまな[Mana SAKAGAWA]

当サイトで使用している挿絵や図はすべてさかがわまなの制作物であり、それらに登場しているキャラクターはさかがわまなの創作作品の登場人物です。創作作品については本館『まにまにスタジオ』をご覧ください。

ご意見・お問い合わせなどはinfo★mana-s.com(★を@に変えてください)、またはX(旧Twitter)までお願いいたします。