Google AdSenseの広告配信停止になった実例

公開日:2021.04.29

失敗談こそ話すべき

失敗談こそ話すべき

以前、独学で始めるウェブサイト制作:公開編で触れたので、書いておかなければならないことがあります。それは、Google AdSenseに関すること。結論から言うと、私が何も知らないばかりに、広告の配信停止になってしまったことです。

目的は収益ではなく、導入方法や仕組みを知るために審査を受けて導入しました。上記のメモはシリーズ物の最後で、このシリーズを書いている最中にふと広告掲載のことが気になり、せっかくなら余談的に書いてみようと思ったのが、そもそものきっかけです。私の場合、本館『まにまにスタジオ』もこのウェブサイト『まにまにメモ』も、お店や事務所のような存在ではなく、もうひとつの住居や遊び場のような存在。とりあえずページ内にコードを入れておけばいいんだろう、くらいにしか思わず、もっと深く、維持するための仕組みを知ろうとしていませんでした。

広告は自動的に設置されるから特別なことを覚える必要もなく、コンテンツの制作に集中できる。そんな風に楽観的だったのは否定できません。事前知識がない私自身を含め、どんな人でも始めやすいと感じていましたが、気をつけないといけないことがあるようです。

うっかりクリックしてしまった話

うっかりクリックしてしまった話

本当にアホらしい話なのですが、ページの移動の前に表示される全画面の広告を高い頻度で押してしまっていました。パソコンで見ているときはペンタブの暴発や誤操作、タブレットで見ているときは別のアプリと並べて表示した小さな画面のせいでうっかり、という具合に。こんなにいい加減な人間だったかなあ。

過去にスマホを使っていたときも広告の誤クリック(誤タップと言うべきでしょうか)はよくしていて、それも理由のひとつでタブレットに切り替えました。調べ物をしていて行き着いたサイトに表示されるもの、使っているアプリに表示されるもの……。これまでに色々な広告を誤クリックしましたが、それらはきっと誰かの収益になっていることでしょう。変なものに引っかからなくてよかった

新しく追加したページや更新したページに直接飛んで表示確認をしていたら、この誤クリックは未然に防ぐことができました。本館のトップページから該当ページに飛んで確認という流れで、ページ移動時に広告が表示されて押してしまう……というのを頻繁に繰り返していたのが、配信停止になった理由のひとつかと思われます。純粋に興味がある広告ですら、私はクリックするべきではなかったようです。

何度もプレビューした話

何度もプレビューした話

ある日、表示確認の賜物で、公開しているウェブサイトの表示が崩れていることに気付きました。制作環境(私のパソコン上)ではレイアウトに崩れはなく、不思議に思って別のページも確認、また別のページも確認……というように、自分のウェブサイトをあちこち見て回ることに。

ベースとなるものを流用して制作していても、小さなミスで特定のページだけがおかしいということもあるので、念には念を入れての巡回でした。制作環境では問題ないことから、すぐにGoogle AdSenseに要因があると判断。何らかの不具合を疑って日を改めて確認したり、どこが共通して崩れるかを確認するために複数のページを開き、何度も更新ボタンを押していました。その結果、無効なトラフィックの問題とされてしまったのだと思います。

それ以前にも、自動広告が「どこに入るのか」や「どんな風に表示されるのか」、「どんな内容の広告なのか」を知りたかったこともあり、そういった表示確認も行っていました。Google AdSenseの広告は、各ユーザーに適したものが自動的に選ばれて表示される仕組みです。とても便利ですが、選択する権利がないということでもあります。もし好ましくない内容があったら掲載を辞めようと思っていたこともあり、定期的に確認をしていました。

無効なトラフィックとされてしまうほど何度も確認し、広告の内容にまで気を配ろうと思ったのは、間違いだったのかもしれません。それでも、何も知らないまま掲載を続けるのは難しかったですし、レイアウトの崩れを見逃すこともできない。あらゆる意味で、見直すきっかけができてよかったです。

正直な感想

正直な感想

仕組みを知る人から見たら呆れるような行動のオンパレードですが、私はウェブサイトをより良いものにするべく行動しただけでした。クリックに応じて報酬が発生するんだから自分がクリックしたらダメ、表示回数に応じて報酬が発生するんだから自分が何度もプレビューしたらダメなのは当然。機械的に判断されるのだから、経緯がどうあれ、アカウントが無効になっても文句は言えません。

どんな風に・どんなものが表示されるのかは少しは分かったので、積極的な表示確認はもう必要ないでしょう。それでも、パソコンを使っていないとき、タブレットで過去のメモを読み返しながら新しいメモのアイデアをまとめることもあります。これが気軽にできないのは、「制作に集中できる」と言い難いのが事実。私とGoogle AdSenseの相性は最悪なのかもしれません

配信停止は一生続くわけではなく、問題が解決されたと判断されれば再び配信されるようです。意図せず不正行為を働いたような状況になってしまったのは反省すべきですが、私の失敗が誰かの役に立つかもしれないと考えて、このメモを残します。

厳選お品書き

メモを書いた人

さかがわまな[Mana SAKAGAWA]

当サイトで使用している挿絵や図はすべてさかがわまなの制作物であり、それらに登場しているキャラクターはさかがわまなの創作作品の登場人物です。創作作品については本館『まにまにスタジオ』をご覧ください。

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